2013年度 第1回 English Night

西洋人は何を食べ、なぜそうなのか?
By Joern Moeller

  2013年5月28日(火)西尾市総合福祉センターにて2013年度第1回イングリッシュナイトが開催されました。(参加者25名)

 
「西洋人は何を食べているのか」と、中学生によく質問される。地域によって多少の違いはあるが、ヨーロッパ人は大体同じようなものを食べていると答える。日本に7年住んで驚くことは、多くの日本人が今も米を主食にしてご飯と魚をよく食べていることです。西洋では、小麦のパンと肉です。朝食には、トーストとコーヒーか紅茶、またはシリアルを食べ、昼食にはハンバーガーやサンドイッチなどの軽いもの、夕食にパンと肉などを食べる。魚を食べるのは海岸近くの人たちで、ほとんどの人々は肉を食べる。それは、ヨーロッパ人はもともと狩猟民族だからである。
 

 パンに使われる小麦は、中東の肥沃な地帯が原産であり、まず地中海沿岸に広がり、さらに北ヨーロッパにも伝わって、パンとして食べられるようになった。イースト菌を使わない平たいパン(中東で見られるナン)からイースト菌を使ったヨーロッパのふっくらとしたパンがある。中世、ヨーロッパでは、君主が長期間治めた国では非常に洗練された料理、例えばフランス料理、が発達した。ナイフとフォークも使用されるようになる。ドイツは、小国で成り立っていて大きな国として統一されたことはないので、ドイツの料理は農民の料理が基になっている。

日本人が洋食を食べる様子を見て首をかしげることがあるそうです。例えば、日本人が、食事の時ペチャペチャ、ズルズルと音を立てて食べることだそうです。また、ヨーロッパのレストランでは、最初にパンが出されるが、一口サイズに手でちぎって食べる。パンを一枚のまま、または一片のまま手に持って食べる方法はとらない。

食事には作法がある。ナイフとフォークの使い方は、テーブルに置かれたものを外側から順に使っていく。ヨーロッパ人は右手でナイフを持ち、左手でフォークを持って食べる。しかし、アメリカ人は、ナイフで切り終わったらフォークを右手に持ち替えて食べる。使い終わったナプキンは、紙なら丸めて、布なら使った面を内側にして折ってテーブルの上に置く、など。

 現在、ヨーロッパの伝統的料理は、実は「伝統的」なものではなく、エジプト、インド、タイ、中国、日本の料理などの影響を受けて変化してきたものである。食材や調理法は、この400年足らずの間にこのような地区から持ち込まれたものに至るまで様々ある。例えば、イタリア料理のパスタ麺は、中国からアラビア人が伝えたものである。このように現在のイタリア料理は、他国から取り入れた食材や調理法に基づいている。

 
現在、ヨーロッパの人が食べている物は、世界中から入ってきた食べ物や料理法の混ぜ合わさった物といえる。