「第2回 防災セミナー」

外国人といっしょに学ぶ防災〜日本の災害と備えを学ぼう〜




2014年10月5日(日)午後1時から、総合福祉センター3階第4,5集会室にて、防災セミナー(全2回)の2回目「災害時における日本語講座〜やさしい日本語で外国人を支援しよう〜」が開催された。


講師の先生は、特定非営利活動法人 多文化共生リソースセンター東海の土井佳彦さんで、司会は西尾にほんごひろばで学習しているタイ人のウイットさんだった。


 
ウィットさん

まず初めに、土井先生は次のような『にしお多文化クイズ』を出した。

「西尾市には何人くらいの外国人が住んでいるか」

「西尾市には何か国くらいの外国人が住んでいるか?」

「西尾市のHPは何語で見ることができるか」

「翻訳されていない言語の人はどうする?」

受講生から出た答えの中に“外国人が日本語を勉強する”、“市役所の人が外国語を勉強する”というのもあった。

 
 土井佳彦先生      
土井先生は“自分で調べてください”と言った。受講生たちは改めて、『自分からもっと住んでいる街のことを知ろうとすることの大切さ』に気づかせてもらった。

次に、「もしあなたが外国で被災したら(地震や津波にあったら)・・・」ということを想像するために、土井先生は30秒ほど東日本大震災の被害を受けた仙台で流された英語のラジオニュースを聞かせてくれた。

ポルトガル語で書かれたメッセージも見せてくれた。でもわからなかった。受講生は『わからないことばをゆっくり言ってもわからないものはわからない。』『人によって“やさしいにほんご”はちがうんだ。』ということがわかった。

グループワーク


 

「やさしいにほんご」ができたのは、1995年兵庫県神戸で起きた阪神淡路大震災のときだそうだ。他地域の情報やwebで見られる情報なども教えてもらった。

『すでにあるものは使わせてもらう、知らないと使えない』『準備できるものはしておく』ことが大切だと受講生はわかった。

 
 最後にグループワークで“やさしい日本語で書いてみる”ことをした。

「この水道は使えません」
これをどう伝えるか、それぞれのグループで考えた。私たちのグループは、“使えない”ことを伝えるために赤色で×をつけることにこだわって、ボールペンで書いたが、結果遠くから見えにくかった。ほかのグループが紫のマジックで太く×を書いていた。わかりやすかった。色にこだわりすぎず、“遠くから見える”ということが大切だとやってみてわかった。「次回はもっと上手に描けると思う」という参加者からの声もあった。

 

 

中国に住む友達にすぐにこの防災セミナーの様子を画像で送っている参加者もいた。「やさしい日本語」ということばは中学校の国語や高校の英語の教科書に出てくるらしい。「みなさんで何をやさしい日本語でやってみたらいいか、考えてみてはどうでしょうか?」と土井先生は提案してくれた。講座を受けて終わりではなく、講座で学んだことをどう生かすかがこれからの課題だろう。