ベトナム語スピーチコンテストが行われました
開催日時:2024年9月15日(日)10:00-13:00
場所:総合福祉センター4階ふれあいホール
参加者:スピーチ部門3名、暗唱部門8名 合計11名(申込者26名)
西尾市に住んでいる外国人の中で2番目に多いのがベトナムから来た人たちです。
西尾市内の小学校、中学校にもベトナムの子どもたちがたくさんいます。
日本で生まれた子たちもたくさんいます。
ベトナム語を忘れないようにおうちでベトナム語を教えたり、習いに行かせたりしている家庭もあります。学校では日本語、家の中ではベトナム語を使い分けさせている家庭もあります。日本語とベトナム語、両方ができるようになるといいですが、実はそれはとても難しいのです。学校に行くようになると、子どもたちは日本語の力の方が大きくなります。だんだんベトナム語を勉強する意味を感じなくなってしまいます。お父さん、お母さんは日本語よりベトナム語の方がよくわかります。子どもたちが大きくなって、進路の話や大切な話をお父さんやお母さんと話をしたいときに、うまく伝えられなくなってしまう危険性があります。お父さん、お母さんたちがたくさん頑張っても、そうなってしまうのが自然なことなのです。
そこで西尾市国際交流協会としてできることは何か、考えました。“ベトナム語の社会的ステータスをあげること”です。子どもたちが“ベトナム語が話せることを認めてもらえる場”を作り、“ベトナム語が話せるってかっこいいんだ”と思える場を作る、“日常会話だけでなく、きちんとベトナム語で話しているのを聞ける機会”を作ること、これが大切なのです。そして、見に来てくれたお客さんが楽しめることも大切です。
今年は3回目のベトナム語スピーチコンテストでした。申し込んでくれたけど、来られなくなってしまった子、会場まで来たけど、恥ずかしくて発表できなかった子たちもたくさんいましたが、緊張しながらも11人の子どもたちが頑張って発表してくれました。歌を歌ったり、ベトナム語でクイズをしてくれた子どもたちもいます。ベトナム紹介や日本で出会えた日本人のことについて日本語でスピーチを披露してくれたベトナム人女性たち、“日本とベトナムの2つの文化の中で頑張っている小学生の日本語でのスピーチを聞いてもらったり、ベトナムのバンブーダンスをみんなで体験したりして楽しんでもらえたようです。
これもいろんな方々が手伝ってくださったおかげです。
ベトナム文化をみんなで感じることができた一日となりました。
ありがとうございました。