活動紹介

協会事業

2015年10月18日(日)午前10時から、外国人のための防災セミナーが総合福祉センター4階ふれあいホールで開催されました。今回は約100名の参加者で、西尾市危機管理課の職員から防災の基礎知識を学びました。



杉浦会長の挨拶の後、地震発生前のテレビや市の無線で流される緊急地震速報と、その後の大津波警報のアラームが流されました。そして地震が起こった時には、急いでテーブルの下などに身を隠すこと、揺れが収まったら安全な公園や避難所などに逃れること、津波の時はいち早く高い場所に避難することが大切であり、また指定避難場所を示すマークが学校や公共の建物の周りに表示されていること、大雨や台風については早めの情報収集が重要であると説明されました。




簡単な防災クイズの後は、海に面し軟弱地盤の広がる西尾市は過去にも三河地震等で甚大な被害にも見舞われたことが説明され、四年前の東日本大震災の発災時の宮城県名取市(西尾市とよく似た地形)の映像が流されました。生々しい現場の映像に、参加者は食い入るようにその時の様子をじっと眺めていました。


西尾警察署からは、地震が起きた時には直ちに自分の身の安全を計ることが第一であり“シェイクアウト”を皆で実践し、また日本語が良く話せなくても四文字の日本語“たすけて!”を必ず覚えておいてほしい、そして困難なことに直面した時に、大声でこの日本語“たすけて!”を叫ぶことが大切であると話されました。

*ベトナムのフォンさんの感想

日本で暮らす以上、やはり防災知識は必要で地震の怖さや指定避難場所の事が良く理解でき、楽しく学べた。

*モンゴルのガンチメグさんの感想

地震の怖さを初めて知った。3月のフェスタでは、起震車のナマズ号にも乗ってみたい。

以上プロジェクターによる説明とクイズ、緊迫した東日本の大震災の映像を取り混ぜ、充実した1時間半でした。

あとから、*ベトナムのチャンさんから防災セミナーの感想文が届きましたので、紹介します。

皆さんご存じのように、日本というと、地震と津波がよく起きる国です。その自然災害のせいで、経済と人間の命を大変に害します。それで、西尾市国際交流のボランティアの先生と市役所と警察の方のおかげで、「~防災すること~」に関してセミナーを行ってくれました。参加した人はほとんど外国人たち;ベトナム人、インドネシア人、モンゴル人、ブラジル人。他には子供たちが多かったです。




授業の雰囲気はかなりにぎやかでした。市役所の方がしっかり準備しましたから、いろいろな絵や講義はとても分かりやすかったんです。そのうえ、私たちは質問に答えるゲームに参加しました、正解してプレゼントをもらった人もいました。ほとんどの質問は簡単でしたが、私は間違っちゃったんです。その問題は「雷がある時、木の下で隠れたほうがいいと思いました」、でも正解は「部屋へ早く帰ります」。そのとき、恥ずかしかったです。この講義には、西尾警察の方からもありました。二つの大切な問題は「地震が起きたときの隠れ方はどうしますか?日本人も間違いました」。「たすけて」の声の出し方を覚えてください」と言われました。それから警察の方のやってくれたとおりにやりました。



さいごに、西尾市国際交流協会のボランティアの方からの話がありました。もう一度「たすけて!たすけて!たすけて!」と言いました、マイクを持たないで、大きな声でさけびました。会場では、皆さんから大きな声ではっきり言うことができました。メッセ一ジとして、「命を守るために、このセミナーはある」。
1時間30分ぐらいで授業が終わりました。私たち、災害が起きる時の防災がよくわかりました。


西尾市国際交流協会のボランティアの先生と市役所と警察の方、どうもありがとうございました。感謝いたします。