活動紹介

西尾にほんごひろば

2018年3月25日(日)、西尾にほんごひろば主催一般公開の「第5回にほんごスピーチ発表会」が開かれました。

13名の発表者のスピーチを、一般の方も含め約80名の方が静聴され、熱心な発表会になりました。


フェスタに続き、中国のロテイホウさんが司会を行いました。最初にインドネシアのバクリさんが「インドネシアはきれいな国」を発表され、最後に司会をされたロテイホウさんが「日本に住む安心感」を発表しました。どの人も流ちょうな日本語で話され、大きな拍手をいただきました。

その中で、自分の思いをこめて「私の村に図書館を作りたい」を発表されたベトナムのトランさんの発表を紹介します。


私の村に図書館を作りたい


皆さん、こんにちは。ベトナムのトランです。私はベトナムの田舎で生まれ育ちました。子供のころ家が貧しかったので、両親は一日のほとんどの時間を仕事に費やしていました。私も毎日放課後に母親の家事を手伝いました。  

子供のころベトナムの伝統的な遊びに夢中で、他のことに関心がありませんでした。でも大学に入った時から、本を読み始めました。本を読むようになって、私は変わりました。


本を読む人と読まない人とでは、見える世界が全く違うと思います。例えばここに3人の人がいたとします。全く本を読まない人と、ある程度本を読む人と、沢山読むひとです。

一人目は真実が見えていないので、テレビなどの情報をそのまま受け入れてしまいます。

二人目は一人目とは違い、物事の裏側が見えている人です。簡単に情報をそのまま受け入れたりしません。三人目は現実を深く理解した上で、明るい未来を見ることができる人です。本を読むことで自分が知らなかったことを身につけることができ、知識がどんどん増えていきます。この知識は人生の一番大切な財産になります。


私の国ベトナムはまだ貧しいですから、読書は一番大切なことだと思います。ですから本を好きになる人を増やしたいと思います。私の夢は自分の生まれた村に図書館を作ることです。色々な話題の本を揃えたいです。図書館で、子供はマンガや小説などを読むことができます。また勉強のために、参考書が読めます。大人は農業とか技術とか自分たちの生活を良くするのに役立つ本を探すことができます。



皆さん、一冊の本を開いて、読んで考えてみてください。毎日一ページずつ本を読み続ければ、新しい世界が目の前に開けます。これが私の皆さんに話したいことです。















松尾審査委員長

松尾審査委員長


富田審査員

富田審査員


大内さん

大内さん