市内散策
2018年4月8日(日)西尾にほんごひろば主催で3年ぶりに「市内散策」をしました。
気温5度、朝9時30分福祉センター1階ホールに集合しました。気持ちのよい「散歩」日和でした。観光ボランティアガイド5人、外国人日本語学習者60人、日本人ボランティア13人。外国人の方の日本語能力は「まちまち」です。日本語が話せないので英語で話しかけて来る方、お国訛りはあるが流ちょうに話す人もいます。技能実習生のみなさんは日本語を覚えようと努力しています。80人近くが5グループに分かれ、観光ガイドさんにつき、名所めぐりスタートです。
まず伊文神社近くにSL(蒸気機関車)が走っていた時代の駅があった場所を見ました。まったく面影がありません。伊文神社周辺に西尾城のお堀があったこと、お堀は面影があり「へ~!へ~!」でした。
10時ごろに岩瀬文庫に到着し、学芸員の方に巻き物を読んでいただきました。内容は、若いお坊さんが女性を口説いたが、修行の邪魔になり捨てました。でも女性はお坊さんにつきまとい最後は化け物になって、お坊さんを絞め殺してしまう話です。絵も描かれていたので、外国人の方も理解できたようです。女性が「男が悪い」と言っていました。特に巻き物に興味を持った人が多く、実際に話が終わってから、巻き物の図柄を見ていました。
10時半ごろに隣の市立図書館に移り、司書の方から図書館の利用について紙芝居で説明を受けました。次に各階を案内してもらい、本の種類などの説明をしてもらいました。見学後感想を発表する時間を設け、日本語の学習をすることができました。図書館の充実した機能、図書館が子供たちの教育に役立っていることに感動していました。私は、図書館があるのが「あたりまえ」になっており、今まで感動はありませんでした。改めて大切な図書館だと認識しました。そして、花時計前で全員で記念撮影をし思い出づくりをしました。
歴史公園では、西尾城を見て歴史を感じ、また、資料館では「ひな人形」を鑑賞することができ日本文化に触れることができました。この日、アニメのキャラクターにコスプレをした若者がたくさんいて外国人の方が興奮して一緒に写真を撮っていました。
あっという間に市内散策が済み「お疲れさまでした」で気持ちよく解散することができました。
3月25日(日)の「第5回にほんごスピーチ発表会」で「私の村に図書館を作り」を発表したベトナムのトランさんから感想が届いています。
当日は寒くなくて日本晴れ、清々しい青空に恵まれ、日本語学習者50人ぐらいの参加者が集まって誰も笑顔で楽しく話していました。3時間ぐらいで私たちは一緒に市内散策をしました。岩瀬文庫、図書館や歴史公園などに行きました。春だから道路の両側に植えられた 花が咲いて、景色がとても素晴らしかったです。私の一番行きたい所は図書館でした。
その日初めて図書館に行きました。最初の印象は広くて、きれいな施設ということです。古い本で、各年代の本の形や読み方や物語などを紹介してもらいました。そこは岩瀬文庫でした。現代の図書館に移り、図書館の利用について紙芝居で説明してもらってから、見学に行きました。外国の本もあり、とても興味深かったです。ベトナム語の本を簡単に探すことができました。手にとってみることができ、とても嬉しかったです。本棚にきちんと整とんしてありました。図書室には本だけでなく、ビデオやCDや新聞もあり、こられも借りることができます。完璧な図書館の管理だけあって、いろいろなことを勉強しました。私の図書館を作りたい夢はどんどん膨らみ、もう一度この図書館に来たいと思いました。
今回の市内散策は西尾市の文化と風景を眺める珍しい機会でした。ありがとうございました。
また、岡崎で機械設計をしているベトナムのズンさんからも感想が届いています。
4月8日、西尾にほんごひろばの学習者とボランティアの方と一緒に西尾市立岩瀬文庫と図書館へ行きました。いろいろな本があって、昔の本と漢字は読み方が難しかったが、おもしろいです。私は、大学の時は、図書館はよく行きました。専門書と歴史本、技術科学の本を読みました。日本に来て、まだ図書館に行ったことがありませんでした。時間がないし、漢字が読めないけれど、これから日本でがんばります。