活動紹介

協会事業

2015年8月2日(日)総合福祉センター4階のふれあいホールにて、‘日本文化にふれよう「浴衣で盆踊り」’が開かれました。約150名が参加し、ベトナム、中国、フィリピン、インドネシア、インド、ブラジル、ペルー、モンゴル、メキシコなど様々な国の人達が盆踊りを楽しみました。

午前中に浴衣の貸し出しがあり、各自好みの浴衣とその浴衣に合う帯を迷いながらも楽しそうに選んでいました。



その後、着付けボランティアさん達に浴衣を着せてもらい、その浴衣姿で楽しそうに友達やボランティアさんとたくさんの写真を撮りました。




午後1時から、ふれあいホールで盆踊りが始まりました。毎年恒例のアンパンマン音頭、ドラえもん音頭の他に、今話題のアニメ『妖怪ウォッチのテーマ曲』ようかい体操第一に合わせて踊りました。講師の方の動きをまねしながら、みんな笑顔で盆踊りが出来ました。


日本の伝統的な盆踊り(曲は少し違いますが)を、浴衣を着て踊った参加者のみなさんは、日本の文化を身を持って体験したので、日本への興味がいっそう深まったと思います。また、様々なクラスの人々やボランティアの人々がこの催しに参加したので、新しい人とのコミュニケーションを図ることも出来ました。参加者それぞれにとって、とても良い経験になりました。



ここで、西尾にほんごひろばで学習しているN2の中国の方、鄒怡軍(スウイグン)さんより届いた感想文を紹介します。

あと二カ月ぐらいで、3年間の実習生の生活が終わります。私にとってとても大切な、最後のチャンスが、今回の「浴衣で盆踊り」で、とても楽しむことができました。

日本の浴衣がとても素敵だと思いますし、大好きです。私は浴衣を全部で3回着ました。日本に来た1年目に、友だちのみっちゃんに借してもらったのは、ピンク色のさくらがいっぱいあった春らしいものでした。2回目は、昨年の「浴衣で盆踊り」に、ちょっと大人の感じがする白い浴衣で黒いもみじがあったのでした。3回目は、今年の「浴衣で盆踊り」に着たものでした。

友達ショウは、私の昨年着た浴衣の写真を見て、とてもうらやましがっていました。ショウは、浴衣を着たことがなかったので、今回の「浴衣で盆踊り」にショウを誘って一緒に申し込みました。ショウは、とても日本らしい浴衣を選びました。赤い浴衣で大きな花があります。とてもかわいいです。

私は、日本で大切な最後のチャンスだから、みんなにしっかり覚えてもらえる、目立つ色、黄色の花と緑の花がいっぱいある浴衣を選びました。ボランティアの方にやさしく着付けしてもらいました。帯の部分はとても大切で、むずかしいと思います。ちょっと苦しかったですが、帯のうしろはちょうちょうみたいでとてもかわいかったです。着付けを終え、鏡の中の自分を見てびっくりしました。まるで別人になったみたい。「こんなかわいいお嬢様は誰かな」と思いました。

いろいろな国の人たちはかわいい浴衣を着て、ボランティアの方たちに用意してもらった軽食をしたり、ITサロンのイベントで「myうちわ」に写真をプリントアウトしたり、楽しい盆踊りを踊ったり、とても幸せな雰囲気に囲まれて、とても面白くうれしかったです。

本当に日本で最高の思い出を作ることができました。私の一生の宝物にします。

                                鄒怡軍(スウイグン)